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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第45章 切ない距離
「やりたいこと、あるんだね?」

「やりたいことっていうか……すみれ洋菓子店でケーキ作ったのが楽しかったというか……」


 あのお店は、夏美さんやおじいちゃんの温かい心が詰まった癒しの場所だった。バウムクーヘンも美味しかったし、お店を守ろうとする一ノ瀬さんもいて――って違う、一ノ瀬さんは関係ないのにっ……。


「……陽菜?」

「えっと、やりたいことはまだわからないの……。でも、来年は3年生だし、どうするのか決めないとだよね……」

「そうだね。陽菜は就職すると言ってたけど、大学に進学してもいいんだよ」

「……ううん。私、一年留年しちゃってるから、もう迷惑かけたくない」


 本当なら今が高校3年生だった。昨年、今よりセックスに溺れていた私は単位を取れずに留年してしまった。


「それは気にしなくていいよ。俺が陽菜を快楽漬けにしてしまったんだから」


 あの頃は本当にセックスすることしか頭になかった。それに担任の先生も、池本先生のような親身になってくれる先生じゃなかったから学校行事も無視してたし、メールも見てなかった。


 そう考えると、大翔お兄ちゃんが私に会いたいと言って私のことを心配してくれたのは、いいきっかけだったのかな?
 大翔お兄ちゃんと会っていなかったら、すみれ洋菓子店の存在も知らなかった。一ノ瀬さんと出会うことも……。





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