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第6章 脅迫

でもマリカさん、妻の副作用
症状見受けられませんが？



おそらく自白剤と記憶障害剤の
副作用が残っているのだろう


それが今のところ催淫薬を阻害
しているだろうが時間の問題だ


今夜当たり症状が現れる

その時は武史さんが彼女の
相手をして鎮めてくれ


えーと…

つまり毎日美沙とセックスしろ
と言う事ですか？

武史は色々な表現を探したが
最適な答えを見つけれなかった



ストレート過ぎるな…
夫婦の営みと言うやつだ…


毎日はキツいです…


普段どんなペースだ？



武史は情けない表情で美沙に助け舟を頼んだ



恥ずかしい事ですがセックスレスなんです…



そ…そうなのか…

失礼な事を聞いた
許してくれ…


マリカは気不味い顔で夫婦に詫びた



いえ…確かに最近夫とは何故か
しなくなって…

飽きられたのかなと感じていました


美沙の言葉に武史はバツが悪い表情だった



ほう？

何故なんだ？
武史さん？



いえ…その…何と言うか…

武史は言い辛そうに天を仰いだ



あなた…普通のエッチじゃ満足出来ないのよね？

ギョッとして妻を見る夫



い、イヤ…そんな事は無い…と思う…

明らかに狼狽した武史にマリカは畳み掛けた


何故動揺しているんだ？
ハッキリして欲しいんだが？


どどど、動揺してませんよ！




早口になった夫を情けないモノをみる目で
美沙は仕方無く打ち明けた



実は武史さん寝取られ願望があるみたいです…


な！？

なんで！？

なんで分かるの！？



以前、テーブルの拭き掃除していたら偶然武史さんのスマホにそれ系のサイトが表示されていたから…


ほう？
そうなのか？ご主人？



女性２人に追い詰められた武史は
最後の審判の時を迎えたような表情になった


で？どうするのだ？
妻を悶えさせて放置する気ではないだろうな？


マリカの厳しい表情と口調に
武史はとんでもない事を口走った



は、白状します！
確かに私は寝取られ願望があります！

だから普通に美沙を最近抱く事が出来なくて
困っていました


そうか…
ならばどうする？


女医は回答を出させようと追い込む



お願いがあります！



なんだ？



美沙はマリカと夫が女王と奴隷の関係に見えた…



私の妻を抱いて下さい！