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淫毒を持つ女
第1章 -mizugishi honami-

痩せているとは言えない程度の、柔らかそうな肉付きをした20代後半か30代ぐらいの女。
指定されたホテルのレストランで、瑞岸(みずぎし)帆菜美(ほなみ)の向かいに座っているこの女性こそが、会ってみたいと願っていた人物。
「帆菜美ちゃんは今年22歳でシンガーソングライターをしているのよね。」
山本と名乗った彼女は、サングラスを掛けていても美人だという事が分かる。
この山本に会うまで帆菜美は半年もの時間を費やした。
まず身分証の提示を求められ、そこから知らぬ間に人を使って2ヶ月も帆菜美の私生活や身辺を徹底的に調査したらしい。
そして様々な人間と何度も面接をしながら間で性病の検査、細部に至るまでの説明を受けたり誓約書を書いたりしてようやく対面する事が出来た。
そこまでして山本に近付いたのは、歌作りの経験として最高の快楽も知っておく事を薦められたからだ。
「…それじゃあ早速行きましょう。」
山本はそう言うとハンドバッグを持って席を立ち、エレベーターへと歩き出したので帆菜美も慌ててその後を追う。
無言のまま最上階に着き、山本と共に鍵の掛かっていなかった部屋へ入った。
「まずはリラックス。抵抗があるのは最初だけよ。」
そう言って山本は入り口で帆菜美に顔を近付けて、軽く唇を合わせる。
触れているかいないかの微かな感触に帆菜美の緊張と倫理観は解かされていき、肩を抱かれて舌を入れられる頃にはもう頭が痺れて何も考えられなくなっていた。
山本の舌はまるで単体で生きているかの様に帆菜美の舌に巻き付いたりしながら器用に動き回り、全身から力までもを奪っていく。
気付けば帆菜美は扉をロックした山本にキスをしたまま部屋の中まで進まされ、荷物も衣服も脱がされた上半身が裸の状態でベッドに寝かされていた。
指定されたホテルのレストランで、瑞岸(みずぎし)帆菜美(ほなみ)の向かいに座っているこの女性こそが、会ってみたいと願っていた人物。
「帆菜美ちゃんは今年22歳でシンガーソングライターをしているのよね。」
山本と名乗った彼女は、サングラスを掛けていても美人だという事が分かる。
この山本に会うまで帆菜美は半年もの時間を費やした。
まず身分証の提示を求められ、そこから知らぬ間に人を使って2ヶ月も帆菜美の私生活や身辺を徹底的に調査したらしい。
そして様々な人間と何度も面接をしながら間で性病の検査、細部に至るまでの説明を受けたり誓約書を書いたりしてようやく対面する事が出来た。
そこまでして山本に近付いたのは、歌作りの経験として最高の快楽も知っておく事を薦められたからだ。
「…それじゃあ早速行きましょう。」
山本はそう言うとハンドバッグを持って席を立ち、エレベーターへと歩き出したので帆菜美も慌ててその後を追う。
無言のまま最上階に着き、山本と共に鍵の掛かっていなかった部屋へ入った。
「まずはリラックス。抵抗があるのは最初だけよ。」
そう言って山本は入り口で帆菜美に顔を近付けて、軽く唇を合わせる。
触れているかいないかの微かな感触に帆菜美の緊張と倫理観は解かされていき、肩を抱かれて舌を入れられる頃にはもう頭が痺れて何も考えられなくなっていた。
山本の舌はまるで単体で生きているかの様に帆菜美の舌に巻き付いたりしながら器用に動き回り、全身から力までもを奪っていく。
気付けば帆菜美は扉をロックした山本にキスをしたまま部屋の中まで進まされ、荷物も衣服も脱がされた上半身が裸の状態でベッドに寝かされていた。

