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マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第3章 その手の先にある熱

恒星の手が、私の頬をそっと包み込んだ。
親指が唇の端をなぞって、くすぐったさと、期待と、戸惑いが混ざる。
キスが落ちる。
ふわりと優しく、まるで探るようなキスだった。
一度目は、頬。
二度目は、まぶた。
そして、三度目に、やっと唇。
熱を孕んだその重なりに、体中の細胞がざわついた。
「……なんで、そんなに優しいの」
「凛さんが大事だから。……今触れてるの、ただのマネージャーじゃないもん」
そう言って、私の手を胸に当てる。
彼の心臓が、早鐘のように鳴っていた。
「聞こえる? 俺、凛さんのことで、こんなにドキドキしてるんだよ」
「……うん」
私も、同じくらい。
心臓がうるさくて、声を潜めないと、言葉にならなかった。
親指が唇の端をなぞって、くすぐったさと、期待と、戸惑いが混ざる。
キスが落ちる。
ふわりと優しく、まるで探るようなキスだった。
一度目は、頬。
二度目は、まぶた。
そして、三度目に、やっと唇。
熱を孕んだその重なりに、体中の細胞がざわついた。
「……なんで、そんなに優しいの」
「凛さんが大事だから。……今触れてるの、ただのマネージャーじゃないもん」
そう言って、私の手を胸に当てる。
彼の心臓が、早鐘のように鳴っていた。
「聞こえる? 俺、凛さんのことで、こんなにドキドキしてるんだよ」
「……うん」
私も、同じくらい。
心臓がうるさくて、声を潜めないと、言葉にならなかった。

