この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第3章 その手の先にある熱
恒星の手が、私の頬をそっと包み込んだ。

親指が唇の端をなぞって、くすぐったさと、期待と、戸惑いが混ざる。

キスが落ちる。

ふわりと優しく、まるで探るようなキスだった。

一度目は、頬。

二度目は、まぶた。

そして、三度目に、やっと唇。

熱を孕んだその重なりに、体中の細胞がざわついた。

「……なんで、そんなに優しいの」

「凛さんが大事だから。……今触れてるの、ただのマネージャーじゃないもん」

そう言って、私の手を胸に当てる。

彼の心臓が、早鐘のように鳴っていた。

「聞こえる? 俺、凛さんのことで、こんなにドキドキしてるんだよ」

「……うん」

私も、同じくらい。

心臓がうるさくて、声を潜めないと、言葉にならなかった。
/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ