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マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第3章 その手の先にある熱

恒星の手が、背中をなぞっていく。
服越しの体温すら、今は甘すぎて溺れそうだった。
そのまま、そっとベッドに横たえられる。
でも、彼はすぐに覆いかぶさったりはしなかった。
ただ隣に寝て、私の指を絡める。
「今、触れたいけど……凛さんがちゃんと“欲しい”って言ってくれるまで待つよ」
「……ずるい。そんなふうに言われたら、余計に、意識する」
「でしょ? 俺、ずっとこういうの、我慢してきたんだよ?」
不意に、恒星の唇が首筋に触れた。
触れたかと思うと離れて、また焦らすように降りてくる。
「ねぇ……凛さん」
「なに……」
「“好き”って、今だけでいいから言ってくれない?」
服越しの体温すら、今は甘すぎて溺れそうだった。
そのまま、そっとベッドに横たえられる。
でも、彼はすぐに覆いかぶさったりはしなかった。
ただ隣に寝て、私の指を絡める。
「今、触れたいけど……凛さんがちゃんと“欲しい”って言ってくれるまで待つよ」
「……ずるい。そんなふうに言われたら、余計に、意識する」
「でしょ? 俺、ずっとこういうの、我慢してきたんだよ?」
不意に、恒星の唇が首筋に触れた。
触れたかと思うと離れて、また焦らすように降りてくる。
「ねぇ……凛さん」
「なに……」
「“好き”って、今だけでいいから言ってくれない?」

