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マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第4章 仕事と、欲望と

その言葉に、心が軋んだ。
「でも、私には……責任がある。あなたを守る立場にあるのに、感情を優先なんてできない」
「俺が求めてるのは、凛さんの“守り”じゃない。俺がほしいのは……“凛さん自身”なんだよ」
その瞬間、涙がこぼれた。
怒りでもなく、悲しみでもなく、どうしようもない想いに、心が負けてしまった。
恒星がそっと手を伸ばして、私の頬を拭った。
「なぁ、凛さん。……もう一度だけ、ちゃんと聞かせて。俺のこと、好き?」
それは、シンプルな問いだった。
でも、逃げ続けてきた私にとっては、何よりも答えたくて、何よりも怖い言葉だった。
私は震える唇で、やっと言葉を紡いだ。
「……好き。ずっと、好きだった」
その瞬間、恒星は私を抱きしめた。
強くて、あたたかくて、ずっと欲しかった腕の中。
欲望よりも深い、心の奥から滲む想いが、ようやく、同じ場所で重なった気がした。
「でも、私には……責任がある。あなたを守る立場にあるのに、感情を優先なんてできない」
「俺が求めてるのは、凛さんの“守り”じゃない。俺がほしいのは……“凛さん自身”なんだよ」
その瞬間、涙がこぼれた。
怒りでもなく、悲しみでもなく、どうしようもない想いに、心が負けてしまった。
恒星がそっと手を伸ばして、私の頬を拭った。
「なぁ、凛さん。……もう一度だけ、ちゃんと聞かせて。俺のこと、好き?」
それは、シンプルな問いだった。
でも、逃げ続けてきた私にとっては、何よりも答えたくて、何よりも怖い言葉だった。
私は震える唇で、やっと言葉を紡いだ。
「……好き。ずっと、好きだった」
その瞬間、恒星は私を抱きしめた。
強くて、あたたかくて、ずっと欲しかった腕の中。
欲望よりも深い、心の奥から滲む想いが、ようやく、同じ場所で重なった気がした。

