この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第4章 仕事と、欲望と
その言葉に、心が軋んだ。

「でも、私には……責任がある。あなたを守る立場にあるのに、感情を優先なんてできない」

「俺が求めてるのは、凛さんの“守り”じゃない。俺がほしいのは……“凛さん自身”なんだよ」

その瞬間、涙がこぼれた。

怒りでもなく、悲しみでもなく、どうしようもない想いに、心が負けてしまった。

恒星がそっと手を伸ばして、私の頬を拭った。

「なぁ、凛さん。……もう一度だけ、ちゃんと聞かせて。俺のこと、好き?」

それは、シンプルな問いだった。

でも、逃げ続けてきた私にとっては、何よりも答えたくて、何よりも怖い言葉だった。

私は震える唇で、やっと言葉を紡いだ。

「……好き。ずっと、好きだった」

その瞬間、恒星は私を抱きしめた。

強くて、あたたかくて、ずっと欲しかった腕の中。

欲望よりも深い、心の奥から滲む想いが、ようやく、同じ場所で重なった気がした。

/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ