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第5章 抱かれて、愛された

互いを確かめ合うたびに、鼓動が重なっていく。

息が、熱が、溶け合って、私たちは一つになった。

恒星の頬を撫でながら、私はそっと囁いた。

「……あなたがいてくれて、本当によかった」

彼は目を細め、優しく微笑んで言った。

「俺もだよ。凛さんが、俺のマネージャーでよかった。そして……俺の“女の人”になってくれて、ありがとう」

その言葉が、体の奥まで優しく沁みていった。

「ずっと凛さんに恋してた。最初から――俺、本気だよ」

その言葉は、静かに、でも確かに私の胸の奥に届いた。

照明の落ちたホテルの一室。

ベッドの上で見つめ合う私たちだけの空間。

恒星のまっすぐな目が、心をほどいてくる。