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マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第5章 抱かれて、愛された
本気で、私を想ってくれる瞳だった。

「……信じていいの? 本当に?」

私の問いかけに、彼はゆっくりと頷いた。

「誰にも奪われたくなかった。凛さんが誰かと笑ってるだけで、イラッとしてた」

そんなふうに思われていたなんて、知らなかった。

仕事中の彼はいつも爽やかで、余裕があって、でも本当は、私の一挙手一投足に心を揺らしてくれていたなんて。

「俺さ、抱かれたかったんじゃなくて、凛さんを抱きたかったんだよ。ずっと」

そう言って、恒星はそっと私の髪を撫でる。

そして、唇が重なった。

最初はやさしく、確かめるように。

だけどすぐに、そのキスは熱を帯びた。

彼の舌が私の口内をゆっくりとかき混ぜ、唇を離すたび、細い糸が照明にきらめいた。

「……もう、我慢しない」
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