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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第4章 7月7日 1日目 ~夜~

私は流石にここで脱いで
数歩の距離を歩くのが…
ちょっと抵抗があったので。
備え付けてあった椅子を
ズリズリとこっちに引っ張って来て。
ジャグジーの横でバスローブを脱いで
こそこそっと浸かって、
着ていたバスローブを椅子に
軽く丸めるみたいに畳んで置いた。
港斗くんは背も高くて、身体も
ジムで鍛えてるし…腹筋も割れてて
スタイルが良い言う言い方で
いいのか分からないんだけど、
良い身体??をしてるし…その…
あれも……大きい…のが付いてるから…。
誰かに裸を見られても…
恥ずかしいって思う要素が…
全然ないのかも…知れないんだけど。
『巴、乾杯しましょよ。乾杯』
と言って下から持って来た
飲みかけのチューハイで
今日何回も乾杯してるけど、
何度目かの乾杯を旦那さんとして。
ちょっと温くなりつつある
カーブチ―のチューハイを飲んだ。
ジャグジーを囲んでいる
アクリル板には雨粒が付いてるから
いい感じに丸見えにならないで
モザイクみたいに…ぼやけて見えそうだから。
全裸でここに入るには…雨で
丁度都合が良かったのかも知れない。
『でも…天気は微妙ですけど
夜景はいい感じに見えますね』
「うん、こっち側の眺望は
街中って感じじゃないけど…
街の灯りも見えて綺麗だね…」
『巴…もっとこっち…』
三角の形の角の所は
座って半身浴みたいに
入れる椅子みたいになってる。
底に座っちゃうと距離が
離れちゃうから…辺の部分に
2人寄り添って座りながら
持って上がって来たチューハイを飲む。
「時間は空いてるけど、
今日だけで…結構飲んじゃってるね」
私はバーではさんぴん茶にしたけど
旦那さんは私よりも…沢山
ビールも最初のプールからも
食事の時も飲んでたしなぁ。
『折角の新婚旅行なんですね、
沖縄ですし、沖縄来たらオリオンビール
やっぱり飲みたくもなりますって』
ジャグジーの底についていた手が
不意に触れて…私の手の上に
旦那さんが自分の手を重ねて来る。
『巴…』
名前を呼ばれて…旦那さんが
私の顔に顔を近付けて来て、
旦那さんからのキスを受け入れる。

