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Lの禁忌 〜taboo〜
第2章 【百合、咲き乱れる】

絶対無理してるはずなのに
旦那さんとシても良いですよって言わせてしまう
前は比べちゃダメって言ってたけど
今は比べて欲しいって……
「私セックスは二番目でもいいって思ってたんです、でも今はまりさんの一番がいいっ…!だから…旦那さんとしてイってもいいけど…ちゃんと後で…かおるが一番って言って欲しいです」
真剣な顔してそう言われて胸がチクリと痛んだけど
もうそこでかおるが一番だよって思ってしまってた
とっくに染まってた
記念日セックス……良いね
その日は旦那さん居ないし
また夜遅くにはなると思うけど
かおるの傍に居たい
かおるの願いはなるべく叶えてあげたい
かおるが思っている事は私も思ってる事だから
私、かおるに出逢う前までは…というか、
ずっと、どちらかと言えばパートナーに対しては
サディスト側だったんだ
勿論、マゾにもなれるよ
相手に合わせてた
歳にもよるかもね
相手が歳上ならマゾ、歳下ならサディスト
だからかおるにはサディストになっちゃうけど
かおるも本当はマゾでしょ?
だとしたら、win-winな関係だよね?
ごめんね、思ってたのと違った?
ノンケだった私を染め上げる為に調教したかった?
でもかおると出逢った事で新しい扉開いちゃったんだよ?
危険な香り、プンプンしてる
人ってさ、何で危険な方に傾いちゃうんだろうね?
ブレーキ掛けてるのにアクセルに切り替わってる時がある
止まれなくなるの
それが運命の人なんじゃないかなって勝手に思ってる
こんなに熱くなる自分に驚きながらも
何ひとつ抗えなくなっていくんだよ
何でこんな私を?っていつも思うけど
歳上な事も全く気にならなくなるくらい
かおるの愛に包まれちゃうから
いつの間にかスイッチ押されてて
とんでもないくらい性欲が爆発する
余すことなく愛してあげたくなる
かおるは全部、受け止めてくれる———?

