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Lの禁忌 〜taboo〜
第2章 【百合、咲き乱れる】

「あ……でも」とまりさんが覆い被さろうとした
私を止めてくる
旦那さんと久しぶりのSEXをしたと正直に話してきたのだ
私に会う前に愛し合ってきたんだ…?
胸が張り裂けそうな気がしたけど、
目の前のまりさんが愛しくて堪らない
好きが勝っちゃう
触れたい、もう我慢出来ない
「上書き、してくれる?かおる」
きっとまりさんは、その言葉が言いたかったんだ
私を滾らせて、嫉妬に狂わせて、
私の愛に閉じ込めて欲しかったんでしょ…?
だから可愛げのない事を言ってあげます
「気持ち良かった?…久しぶりのチンポは?…」
「ごめんなさい…」
「何に対してのごめんなさいなの?」
「……結婚しててごめんなさい、あからさまに拒むのもダメな気がして」
何もそこまで聞いてない
勝手にすれば良いじゃん………
いや、まりさんだからこそちゃんと言ってくれたんだよね
隠し事されるより良いか
それに私も、前に……
旦那さんとシても良いですよって言ってたし
これは受け止めていかなきゃいけない事だ
わかってて始まった恋だから
始めちゃった恋だから
「おいでよ…全部忘れさせてあげるから…」
冷静に言ったつもりだったのにな
でも、どうされたいですか…?
姫始めなのにお仕置きですか…?
真っ直ぐ見つめると、まりさんの瞳が揺らいでる
期待してるんだ……
「私が一番愛してるのはかおるだよ……」
今度は私が黙る
知ってるけど…私だってまりさんが一番だけど…
やっぱりあからさまに言われると…
私だけのまりさんじゃないんだと切なくなる
「その口で私じゃない舌を吸ったんでしょ…生のチンポしゃぶって来たんでしょ……」
アイマスクでまりさんの視界を塞いでいく
もう止まらなくなる
気持ちがぐしゃぐしゃになる…
まりさんが好きで好きで仕方ない……
ぺたんと座ってるまりさんに命じた

