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初体験はその後の性観念を決める
第1章 仕事終わりの日常が…………
私、増沢尚25歳は、会社の先輩や同僚と、たまに仕事終わりにお酒を飲みに行っています。

12月18日。今日も普通に船橋の居酒屋でお酒を飲んでいた。突然、30歳の既婚イケメン先輩が、隣りの席の女の子数人でお酒を飲んでいるグループに声を掛けた。

「そんなの普通に断られるでしょ」って思っていたら、女の子達からOKが出て一緒にワイワイお酒を飲む事になった。

「その場が楽しかったなら良いか」ぐらいに思っていたら、まさかのまさかで、イケメン先輩が、サラッと「連絡先教えて〜」て言った。

イケメン先輩のついでだと思うが、私も23歳のカンボジア人の女の子、リンさんとノリで連絡先を交換した。

リンさんは結構ハデな身なりで、身長145cmぐらいで小柄。「結構遊んでそうな感じだなぁ。何で俺とも連絡先を交換したんだろう?」って思った。

12月22日、25年間モテた事が1回も無い私は、もちろん、普通に仕事が終わって誰もいない家に帰るだけだった。

電車が最寄り駅に着いてスマホを見たら、先日知り合ったリンさんから着信が入っていた。「俺なんかに何の用だろ」って折り返し電話した。

リンさんと電話で話して、「津田沼にいるから今から来れる」って内容だった。寂しく独りで家にいてもつまらないので、リンさんに会いに行く事にした。

リンさんに会いに行く道中、「あの日に飲んでいたメンバーの中で、何で俺に電話をかけたんだろう?。特別、リンさんに気に入られた感じはしなかった。むしろ、陽キャのりんさんと陰キャの私は、そんなに話していなかった」と考えていた。


「リンさんは津田沼で男女何人かでお酒を飲んで、たまたま男が少ないんだろな。だから消去法で来れる俺を誘ったのかな」って思いながら、19時30分にリンさんに指示された店に入った。
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