この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
「お互い仕事ができて、家事を一緒にしてくれて...子供だって一緒に育てたい。何かの記念日には毎回サプライズしてくれて、すっごくヤキモチ焼きな人と結婚したいです。」
「...百合..」
隣でお母さんが見上げていた。
お父さんは口をパクパクさせて私を見ていた。
「..それに、私、関西弁の男の人しか好きになれないんです。そういう病気なんです。」
私はそのまま後ろの席に座る男の腕を掴んで立たせた。
そのまま引き寄せてみんなに見せるように立つ。
「....だから、私はこの人と結婚するので見合いはなかったことにしてください。」