この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第19章 新しい記号
「だからね、裕樹はMになったんじゃなくて、Rになったんだと思うよ。」

「俺が……R?」

「うん。」

Rという新しい記号の世界に生まれ落ちたかのように、周りの音はすべて遠ざかっていった。

初めて聞いた言葉なのに、不思議と『自分はRなんだ』と昔から知っていたかのように胸の中へと溶けていく。

見つけられる欲望、受け入れられること、その度に自分自身を惜しみなく曝け出したくなる衝動──

今思えば、その片鱗は学生時代の葵との歪な関係に、すでに現れていたのかもしれない。

あれから長い時間をかけて、今もなお波に削られる海辺の石のように少しずつカタチを変え、ナツと分かち合っている。

「……ちょっとのぼせちゃった。」

ざば、と湯が揺れる音に遠ざかっていた意識が戻された。

ナツが立ち上がると、絡めていた指先がするりと解けていく。

胸を突き出すように髪を纏め、水滴を滴らせながら浴槽傍のサンラウンジャーに身体を横たえた。

そんなナツの姿を前に、下腹部に熱が戻り始めている自分に少し呆れた。

それでも、誰の視線も気にせずに外で身体を重ねてみたいというのは、以前から自分の中にあった願望の一つだった。

ナツに続いて裕樹も浴槽から立ち上がる。

隣の空いているサンラウンジャーには目もくれず、ナツが横たわる方へ──

「もしかして……これが、まだ言えてなかったしてみたいこと?」

ナツの口元が、答え合わせをするようにゆっくりと綻んだ。

硬くなった肉棒に指先を触れながら、裕樹の顔を見上げる。

「うん……。こんな解放的な場所でナツとしてみたかった。」

「ふふ……。いいよ、きて……。」

やっぱりナツには敵わない。

また一つ見抜かれてしまったことがどうしようもなく心地よくて、目を閉じて唇の柔らかさを味わうように喰んだ。
/205ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ