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HEAVEN~時を超えて~
第4章 心覗き合い
『・・・イタダキマス』


夜、向かい合って夕食を取っても
真は少し体の緊張が解けたのか、ゆっくりだけど
食事をしていた


『おいしい?』


『うん・・』


やはり散歩は少し無理をしても日課にしようかな

それこそ睡眠時間を削ったとしてもね


顔に血色の戻ってきた真をみて

僕は考えを巡らせる



『お料理・・・上手だよね』


まだあまり目は合わせてくれないけれど
ポツリポツリとその口数は戻ってくる



『本当?嬉しいな。マコトだって料理上手じゃない

この間作ってくれたシチュー凄く美味しかったよ?』




『・・・。・・・あれ…は、、❝グラタン❞・・・なんだけど』




シーン・・・




『・・・プッ・・・』



思いがけぬ副産物、あらゆる意味で



『…わ…悪かったわね・・・』



『プ・・・フフッ・・・っアッハハハッハ・・・!』



『そ・・・そんなに笑う事・・っ』



ガタっ


真はついにテーブルに手をついて立ち上がった


ちょっと、しばらくぶりにみた仕草だね



『っアッハハ・・・~ごめんごめんマコト、、プッ、、フフッ』


『なによ…っ・・・変な笑い方』


『ぁは・・・~はぁ・・・笑い方?』



『なによ…その・・・カラコロケラケラ、、みたいな・・・

変な声に、、変な笑い方

楽器じゃあるまいし・・・』



『えー?つまり素敵ってことかな』


『バカじゃないの・・・』



そうそう、それでいいんだ君は

これをなくしちゃ君が居なくなってしまう



『はいはい、それくらいにして

マコト、今日からコレ着て休みなよ』


プリっとして席を立つ真を呼び止めて
僕はガウンを一着手渡す。


あんなことになるとは思わず
渡しそびれていたものだ


『ぇ…』


『風邪ひかないようにね』


ぶかぶかのシャツを巻き付けたような格好じゃ
頼りないからね

新調したそれは真の膝まで隠れる
体に合ったサイズの物で脱ぎ着も楽だ


『ぁ・・・ありがとう』


真は少し耳を赤くして受け取った
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