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落ちない女を落とす方法
第13章 英介と尚の未来
食品を買い、尚の自宅に戻る途中、王子は疲れたのか車の中で眠ってしまった。
尚の自宅に着くと英介は王子を抱きかかえ、尚のベッドへ王子を寝かした。
「疲れたのかしら?ウフフ、可愛い寝顔‥さあ、夕食の準備しなきゃ」
尚はキッチンへ行き購入した食材を整理していると、ふと視線を感じた。
その視線の先には英介がいた。
「何?」
「‥イヤ、結婚しているみたいだなと思ってな」
「一ノ宮先生も早く結婚したら?」
「ああ、尚とな‥」
英介はそう言うと、ジリジリと尚に近寄ってきた。
「な、何⁈‥一ノ宮先生‥」
尚は後ろへ後ろへ追い詰められ、バスルームに続く部屋へと足が後ずさっていった。