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落ちない女を落とす方法
第10章 本当のお前
美和は昴の背中で小さく震えいた。
「ママ?」
「‥えッ!‥誰‥君?」
「はっ?どういう事だ?」
「あ、あの息子は?息子はどこに?」
ガラガラ〜
「ママ!」
「‥あッ!」
美和はその場にヘナヘナと座り込み息子を抱きしめた。
「す、すみません‥こちらの間違えで‥同じ学年に同姓同名がいるもんですから‥」
「‥間違い?おい、こっちがどんな思いして車、飛ばしてきたか分かるか⁉︎」
「本当に、本当にすみません‥」
「美和、‥息子、帰るぞ!」