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落ちない女を落とす方法
第12章 昴と美和の未来

「はーい」

「尚、本当にいいの?」

「楽しみにしていたのよ♬ねー」

「頼むな」

「OKよ!」

「尚‥それでね‥実は‥」

「一ノ宮も来たから」

「えっ⁈」

「尚、上がるからな」

「ちょっ、何、勝手に上がっているの?もう‥」

「尚ちゃん、よろしくお願いします」

「待っていたわよ!上がりなさい」

「うん!その前に‥」

王子はくるっと昴の方へ振り向き‥

「パパ、ママを守ってね」

「当たり前だ。約束する」

昴は王子の目線に合わし、しゃがみ込み王子と指切りをした。

「ママ、パパと仲良くね」

「もう‥」


「なんか‥泣けちゃう‥あっ!ほら、そろそろ行ってらっしゃーい!途中で電話なんか掛けないでね♬後‥お迎えは明日にしてね!今夜は私が王子のママだから♬」

「尚‥」

「頼むな」


「行ってらっしゃーい!」

「気をつけろよ」


英介と尚と王子は手を振り昴と美和を見送った。

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