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新人警察官の拘束体験研修
第2章 第二部 前章 口枷
第一部を終えた拘束研修は、約30分の休憩時間を設けてあった。

道場ではブルーシートが撤去され始め、参加者の女性たちは道場に居づらくなり、自然と近くの玄関から、天気の良い外で休憩を取り始めた。

男性講師は休憩後、第二部がすぐに始まると参加者に伝えてあった。

参加者はグループを形成し始め、会話を楽しんでいた。

警察学校の男性講師と、特別講師の4名は、柔道場とは別の建物の3階から彼女たちの様子を眺めていた。

その頃、参加者の前を1台のトラックが徐行運転で通過していった。アルミの荷室部分には「○○ケータリングサービス」と書かれていた。そのトラックは講師陣のいる建物の1階で止まった。

彼女たちの目と鼻の先に『ケータリングサービス』と明記されたトラックが止まった。彼女たちの想像力は豊かだった。拘束体験研修が休校日に行われていたことも、彼女たちの想像を飛躍させた。
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