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新人警察官の拘束体験研修
第2章 第二部 前章 口枷

「あはぅぅ…」
手錠をされた彼女の口の中には、ハンカチのような布が詰め込まれてしまう。
先程の体験で女性講師が使用したのは警察支給の軽量手錠で、左右の輪の間には短いチェーンが付いていた。だが最初の参加者に使用したのは、彼女の自前手錠、しかも警察の物より重く、チェーンがなく、左右一体型の物だった。
ダクトテープのビリビリという音が道場内に響いていた。畳の上に正座をしていた全員が、その音に反応していた。
「ンンンッ…」と口ごもる切迫した声がした。
口の中に布を詰め込まれた上から、ダクトテープが彼女の口を隙間なく塞ぎ、何度もテープがビリビリと音を立て、彼女の口を塞いでいた。
彼女は「ふぅふぅ…」と荒い息を鼻から漏らしていた。
場の空気が一瞬にして凍り付いた。彼女の身に何か良からぬことが起きたと、残りの全員が理解した。彼女が拘束されたビリビリという音が、「ンンンッ…」と拒む声が、「ふぅふぅ…」と鼻から漏れる息が、のんびりとした研修にリアリティを増していた。
手錠をされた彼女の口の中には、ハンカチのような布が詰め込まれてしまう。
先程の体験で女性講師が使用したのは警察支給の軽量手錠で、左右の輪の間には短いチェーンが付いていた。だが最初の参加者に使用したのは、彼女の自前手錠、しかも警察の物より重く、チェーンがなく、左右一体型の物だった。
ダクトテープのビリビリという音が道場内に響いていた。畳の上に正座をしていた全員が、その音に反応していた。
「ンンンッ…」と口ごもる切迫した声がした。
口の中に布を詰め込まれた上から、ダクトテープが彼女の口を隙間なく塞ぎ、何度もテープがビリビリと音を立て、彼女の口を塞いでいた。
彼女は「ふぅふぅ…」と荒い息を鼻から漏らしていた。
場の空気が一瞬にして凍り付いた。彼女の身に何か良からぬことが起きたと、残りの全員が理解した。彼女が拘束されたビリビリという音が、「ンンンッ…」と拒む声が、「ふぅふぅ…」と鼻から漏れる息が、のんびりとした研修にリアリティを増していた。

