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新人警察官の拘束体験研修
第3章 第二部 後章 HELP!
「手足を拘束されて…床に転がされてしまったら…拘束を解くことはおろか…自ら立ち上がることもできないって…みんな身をもって経験することができたと思う…」

講師は次のステップに進む上で、彼女たちが手足を拘束され、思うように体を動かせなくなる経験が必要だと考えていた。

「じゃあ…そういう時はどうすればいいと思う…?」
講師は彼女たちから返事が返ってこないことを百も承知であったが、考えさせる時間を設けて、その間は何も話さないことにした。

「そういう時は…助けを呼ぶことを考えよう…」とアドバイスをした。

彼女は話を続け、「今ほとんどの人が…口の中に布を押し込まれて…その上からテープでぐるぐる巻きにされています…実はこの方法が一番有効なの…口の中に詰め物をされると…それを外に吐き出さない限り…舌を使うことができなくなって…きちんと言葉を発することができません…では…あなたたちを拘束した側になって考えてみましょう…」
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