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腹痛
第1章 Stomachache
我が家の机は、少し低い。昔は、雑誌を挟んだりして高さを調節していたが、いまはこの低さに体が慣れてしまった。

コンビニ弁当は、金曜の体に染みる。今週を乗り越えた自分への褒美であり、来週の自分への喝である。美味しくないし、身体によくないし、食べ終わると、毎度、後悔が残る。

この美味しくない弁当を発泡酒で流し込む。この1缶がなくなった時、眠りにつく。これが私の金曜夜のルーティンだ。月末金曜くらい、早めに仕事を切り上げて、ヨガとかキックボクシングとかしたい。でも、そうやって輝いている人の皺寄せを喰らう側の人間になった以上は、歯を食いしばって、殺意なりなんなり、働かないといけない。


ああ、いけない。もう10年も一人暮らしだ。夜は、どうしても厭世的になってしまう。

また土曜日は昼前に起きて、何もせず休日の半分を浪費してしまうのだろう。休日の使い方なんて、学校で教えてくれなかったじゃない。

そんなことを考えて、ぺにゃぺにゃの布団に横になる。
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