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僕の愛する未亡人
第1章 隣の席の未亡人
「僕のこと、嫌いに……なった……?」

「ん……遊び人の佐藤くんは、隙あらばって感じなのかな?」

佳織は理央の質問をはぐらかす。

「ち、違うもんっ……」

会社の女性に食事に誘ったことがないこと、普段遊ぶ性欲を満たすための女性とは明らかに違うこと。
すべてを説明したかった。
だが、佳織を布団の中に引き込み、抱き寄せた。性欲を満たそうとする行為でしかない。
理央はそれを否定できなかった。

「心地よかったのは本当……だけど、やっぱり、あたし……夫がまだ忘れられないからこそ、そう思うんだと思う」

理央が先程やったように、佳織も理央の額に、自らの額を寄せる。

「普段、遊んでる方たちみたいに……あたしと性的なことを望んでるんだったら……ごめんなさい。思わせぶりな態度……取った…?」

「ち、違う、本間さんと遊びたいなんて、思ってないもん。本間さんは違うもん」

明らかに理央の方が悪いし、佳織はそんな態度を取っていないのに。

「でも食事に誘ったのは、あたしとしたいと思ったからなんじゃないの?」

「だから、違うよ……。ぼ、僕、今のところ勤めてて一回も……会社の女の子と飲み行ったことなんて、ないもん。声掛けたの、本間さんが初めてです。
結果的に、こんな風に……抱きついちゃってるけど……」

佳織の首に、鼻先を押し当てる。
柔軟剤の匂いに混じる、佳織の甘い体臭。
どんな女の香水より、くらくらするほどだった。

「だから、したいと思われても仕方ないけど…したいからって、会社の女の子、誘ったこと一回もない……です。信じて」

つまり、佳織に対する感情が性的なものだとしても、それが突出したものだということ。そしてどうやら遊びでしたいわけではないらしいーー
二人はお互い黙っていたが、しばらくして理央は言う。

「好き、なんだと思う。本間さんのこと」

かぁあっと佳織の体が熱くなった。
だから、昨日のように見ていたというのか。
どきん、と胸が高鳴ってしまう。

「寂しい女に……そんなこと、言わないで。ぐらついちゃうから」

佳織は自ら理央の頭を引き寄せた。

「嫌じゃない……けど、今はまだ……」

そう言いかけたときに、佳織の首筋に唇が優しく触れる。
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