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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第4章 蜜に溺れる身体。

 気がつけばヴァギナを攻める指は1本から2本に増えている。

 それに、クリトリスを捉えた唇が、勢いよく吸い上げてくる。

「吸うの、だめっ!」

 イく!
 イっちゃう!!

「やあ、あああっ!」
 快楽の涙がほっぺたを伝う。
 あたしは首を振って必死にそこから遠のこうとする。
 だけど唯斗さんが巧妙に攻めてくるからどうしようもない。
 ただただ腰を揺らして胸を振って喘ぐだけだ。
「も、やらぁ……」
 口からも唾液を垂れ流し、必死に頭を振る。
 あたしが動くたびに聞こえるベッドの軋む音さえもあたしを追い詰めてくる。

「こんな可愛い澪ちゃんを他の奴らなんかにっ!」
 吐き捨てるように言った唯斗さんはシャツを脱ぎ、ズボンのジッパーを下ろした。
 見えたのは、太くて硬く反り上がった唯斗さん自身だ。
 大きく勃った唯斗さんのペニスは赤黒く変色していた。

 あたしが想像していたより、唯斗さんの肉棒はずっとずっと大きく張り詰めていて――。
 ごくりと息を飲んだ。
 あたしの腰を抱え上げたかと思った瞬間――。
「え、待っ、なかっ!」
 亀頭がヴァギナに触れた。


 えっ?
 うそ、嘘、嘘嘘!!

 コンドームが着けられないまま、唯斗さんのペニスがあたしの中に挿入(はい)ってくる。
 唯斗さんはあたしの肉壁を押し広げながら最奥へ向かって進む。


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