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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第8章 誘惑作戦開始! のはずが……この状況、なんだかおかしいです!

 家の中に入る唯斗さんに、あたしはそのままダイブした。
「澪ちゃん?」
「お風呂? それともご飯? それともあたし? なんちゃって」
 驚く唯斗さんから一歩下がって言ってのけるあたし。

「…………」
 言っている自分が恥ずかしくなった。
 だから多分、顔は真っ赤なトマトみたいに染まっているだろう。
 言わなきゃよかった。
 ほら、唯斗さんもそれから無言だし。
「…………」
 ドン引きだよね。
 馬鹿丸出し。
 ああ、ほんと最悪!
 心の中で嘆くあたしは後悔真っ最中。
 もうだめ!
 恥ずかしすぎるっ!

「ご、ごめんなさい。あのっ、ご飯の支度できてるし、あの、お風呂もできたからっ!」
 もう一歩、唯斗さんから離れた。

 うわ~ん、ほんと最悪。
 唯斗さんに幻滅されたらそれこそ終わりなのにっ!!
 あたしの馬鹿、阿呆、とんちんかんっ!!
 自分を心の底から罵り続けるあたしは、今や涙目。
 唯斗さんの顔を見る勇気すら出ない。
 きっと幻滅されているのだろうことは判る。
 そしてとうとう、羞恥に襲われたあたしは堪えきれずに唯斗さんから背を向けた。
 この場からさっさと退散しようとしたら――背後から両肩を掴まれた。


 ――えっ?
 あたしは突然の出来事にそのまま前のめりに倒れ込む。次の瞬間には唯斗さんが後ろから覆い被さってきた。

「えっ? ゆいとさっ! ひゃあっ!!」


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