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100番目の女
第2章 99人目の女
正数おじさん方の親戚だからか、少しポッチャリしている五十鈴さんは人懐こい顔に笑みを浮かべてこちらにちょこちょこ走って来た。

「モモちゃん、ちょっと見ない間にまた綺麗になったねぇ」

愛らしい顔でニッコリされると、暗く沈んでいた心が仄かに明るくなった気がする。



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