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乱世に生まれた女たちの運命
第1章 戦の後の地獄 村人惣兵衛の話
田の収穫が終わる時期になり、村一丸で頑張った。
領主への年貢は厳しいがそれでも村、国を守ってくださるお方のために皆が理解し、助け合い生活している。
私の名は惣兵衛。妻と娘と生活している。この村で生まれこの村でこの村育った。私はこの村で死にたい。
村は皆いい人ばかりだ。このまま平和が続くことだけを祈っていた。

悪い知らせを聞いたのはそれからしばらくしてからだ。
どうも隣の国の領主が我が国の土地を狙っていると噂がたったのだ。
「隣向こうの国では城が焼き討ちにあったそうだ。ここも危ないかもしれん」
領主からお触れがでたのは次の日だ。
「兵量を確保し城に運び、堀や柵を整えよ。女子供は避難に備えよ」

男手は総出で取り掛かった。女たちは避難に備えていた。
この村を守らねばならない。城からは警備の武士や雑兵が派遣され、ともに警備についていた。

ある夜明け前のことだ。突然幾百もの雑兵や、足軽たちが柵を打ちこわし、堀を乗り越えて村に入ってきたのだ。その数や我々の村ごときでは太刀打ち出来ぬ数だ。矢は飛んでくる、石は飛んでくる。
我々農民も粗末な武具で立ち向かうが、結果は見えていた。
我らの指揮を執っていた領主の家臣は首をはねられ、足軽たちも次々に討ち取られる。
我ら農民は武器を捨て、必死に命だけはと乞うた。
そこからが地獄であった。

我らの無力を知り、敵は我らの住居や小屋に押し入り米や家財を奪いだした。
「女、子供を探せ!」
逃げ遅れた女、子供20人余りは一か所に身を潜めていたが、見つかり引っ張り出された。妻と娘の姿もそこにあった。
女たちは着物をはぎ取れられ、雑兵たちに犯されだした。女たちの悲鳴がこだまする。
「ぎゃー、お助けええええ」
「堪忍してください!」
女一人に男数人が群がり、犯すのだ。
「この為に戦に出たんだ、好きなだけやっちまえ」
雑兵たちの罵声と女たちの悲鳴が鳴りやまない。縄で縛られた私はどうもすることが出来ぬ。ああなんと無様なことよ。
遂に私の妻も着物を荒々しくはぎ取られ犯されだした。
「あんたあああ、助けてえええ」
妻に覆いかぶさった薄汚れた雑兵が腰を動かすたびに、妻の白い足が動くのを見て、声を殺して涙を流すことしかできぬ。
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