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乱世に生まれた女たちの運命
第3章 雑兵茂助の話
俺の名は茂助。しがない百姓だ。
今年も田の出来が悪い。ここ最近はずっとこうだ。
土が悪い、水が悪い、天の神様のお怒りだと村の連中は騒いでいる。確かにこの土地はもう駄目かもしれん。
出来は悪くても年貢は納めなきゃならん。
俺等の国の領主は厳しいお方だ。この前は自身に背いた家臣の首を切って晒し首にしたらしい。
気性は荒いが武将だ。それくらいの気概はねえとな。
あと勝ち戦の後にある乱取りを黙認してくれるお方だ。
金、米、布、野菜、そして女。
百姓でちまちま生きて、くたばり死ぬ運命なら、戦に出て派手に散りたいもんだ。
だが俺は家柄がない。武士にはなれん。
だから雑兵として戦に出る。雑兵もいいもんだ。死にやすいが、ただ家臣の合図に従い目の前の敵を殺すだけだ。面倒くさい陣取り作戦や責任もない。
今まで3度戦に出た。初めては身震いしたものだ。
敵を槍で突いた時の肉の感触、死んでいく敵の顔は今でも忘れん。
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