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イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ

「椎名さん? どうしっ!」

 彼の様子がおかしい。ふたたび口を開こうとすると、その唇は彼の薄い唇によって塞がれてしまった。

「……んぅうう」

 突然の口づけに驚きを隠せない宝は、抵抗するのも忘れて瞬きを繰り返す。

 すると、丞の伸びてきた手が宝の後頭部を支え、口角を変えられる。唇の接合がより深くなった。


「っふ、ぅうう……」
 思ってもみなかった突然の口づけで、宝の身体が熱を生む。

 思考が上手く回らない。
 宝は彼の腕にしがみつき、その先を強請った。

 すると丞の舌が宝の唇を割り開き、侵入した。

 丞の舌は歯列をなぞり上顎から下顎へ、宝の口内を我が物顔で蹂躙する。
 深い口づけのおかげで宝の下肢が疼く。
 身体を捩れば、丞の身体もまた、自分と同じ反応を見せていた。
 宝の身体が丞の下肢に触れる。丞もまた炎が宿ったらしい。

 宝の舌を唇で吸い、あるいは舌を絡める。
 閉ざすことのできない赤い唇からは唾液が滑り落ち、喉を通り鎖骨を伝う。

 その光景が気に入ったのか、薄い唇は唾液の後を追う。喉を滑り鎖骨に辿り着くと、吸い上げ、甘噛みをして宝を追い詰めていく。


「しいなさ……あっ!!」
 華奢な腰がベッドを跳ねる。
 宝は丞の足に自らの足を絡めた。


「宝……」
 彼は耳元で、熱っぽくそう呼ぶ。

「ーーっつ!!」

 それは初めて名前を呼ばれた瞬間だった。
 嬉しくて、心臓が大きく鼓動する。


(どうしよう、泣きそう……)

 宝の両手が丞の広い背中を掴む。すると丞はそれを同意と取ったのか、下着ごとカッターシャツをめくり上げた。


 きっと今、彼の目に貧相な身体が写っているに違いない。
 宝は急に恥ずかしくなって視線を逸らすと、片方の乳首がねっとりとした口内に含まれた。

 下肢はさらに疼き、宝の陰茎はズボンを押し上げて勃ち上がりを見せていた。

 男にとって、乳首はただの飾りのようなもの。性的行為の対象にはならない。
 そう思っていたのに……。


「ーーんぅっ!」
(どうして……!)
 宝は驚きを隠せない。

 躊躇いを見せているその間にも、片方の乳首が捕らわれた。


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