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銀狼
第9章 禁忌の果実を貪れ──
其の血肉を求めてしまうのは
いったい何の罰なのか。
“ ……此の夜が明けるまで……お前の命が無事である事を──…天に祈っていろ ”
わかったか、愛しい女よ。
狼に魅入られた憐れな人間よ。
血濡れた私の腕の中で、その身の全てを委ねるが良い…。
穢れを知らぬ乙女の身体を
この私が変えてやろう。
──これは復讐か? ふっ、確かに…
始まりは全てがその様なものだ。
…ではいつから変わったのだ。
お前はいつから、私を乱すようになったのだ…。
──