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銀狼
第3章 銀狼
セレナの額にはじっとりと嫌な汗が滲んだ。
男に身体を預けたまま
本当に、手足に力が入らない。
ビリッ‥‥
「…え?…い、や、…何を‥‥!? 」
銀狼の手が彼女のドレスの胸の部分を縦に裂いた。
「何する、気…!? 」
「…首輪をつけているならどこぞの奴隷か?それにしては高価な衣を纏っている」
混乱するセレナを相手にしない。
銀狼は彼女の首筋に顔を近づけ、丈夫な蔓でできた筈のその首輪をいとも簡単に噛み切った。
その間にもドレスは無惨に破かれていく──。
「ぃ、や…!! …何して…るの、今すぐッ…やめなさい…!! 」
ビリッ
彼女の抵抗を嘲笑うその指はセレナから衣をみるみるうちに剥ぎ取ると
その残骸の上に彼女を寝かせた。
「──…少しの戯れだ」
「……!!! 」
「死にたがりの娘と遊んでやるがいい…お前達」
グルル・・・・
男がその場に立ち上がると
お預けを食らっていた幾つもの唸り声が、裸の彼女に近付いてきた───。