この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
銀狼
第6章 獣の愛
「──…愛がないか…」
銀狼は舌をおさめた。
泣きはらしたセレナの目尻に唇をあてる。
「……だがこうすれば、お前の声に甘さが増す」
「……ッ」
「お前の身体は、私の舌を求めている…」
「……ン……ッぁ」
「此れは愛ではないのか?」
彼の手は、セレナの豊かな胸を包み込むように揉みほぐしていた。
「……違 う… こんな…のっ……ンッ」
「──…では、真の愛とは如何なるものか。…心でするものか?」
「…‥アっ‥‥//‥」
心でするのが、お前たちの愛か
「…フっ、そんなものは幻想だ…」
言い返そうとしたセレナの口に
銀狼の舌が割り込む──。