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略奪貴公子
第7章 花ヒラク乙女
ツツ──…
うなじに手を滑らさて、彼女の頬に唇を近づける。
「…聞こえますか、この音が」
「……はぁ…ッ…は、…ぁ……ッ…あ…アっ」
「認めたほうがラクになる…」
「…‥‥っもう、む‥り‥‥です」
意地悪くナカをまさぐられる。
──限界を告げる
その感覚が、彼女の意識を覆いだした。
それだけは……!
「…ハァ…いやだ……!」
それだけは絶対に──
「‥‥は‥ぁ‥ハァ…ハァ、……もうやめて‥‥! もう、……わ、わたし……‥‥!!」
レベッカの結ばれた両手が、クロードの胸を押し退けようとがむしゃらに叩いた。
──けれども男の身体は離れない。
「…んん…っ…ハァ…ぁ…!」
瞼をぎゅっと閉じる。
ぐちゅりという音だって本当は聞きたくないが、耳を塞ぐことはできない。だから責めて目を閉じた。
「…っ…苦しい…ッ」
「……」
“ 熱い…っ、どうしようもないくらいに…身体が……熱いの…! ”
弾けてしまう寸前で、なんとか堪えようとする苦しげな彼女。
けれどクロードの親指が、蜜口の上の小さな突起に添えられた瞬間に
「ぁぁーー…っ」
呆気なく解放されてしまった。