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略奪貴公子
第27章 あとがき
ところで
作品の中に出てきたエロスとプシュケのお話
皆さんはご存知でしたか?
このお話にはまだ続きがあるのです。
夫を疑い、そして失ったプシュケは、エロスの母であるアフロディーテのところへ会いに行く。
そこでアフロディーテの出すいくつもの試練を経験し…最後の試練で、冥界の箱を開けて深い眠りについてしまうのです。
健気なプシュケの姿に感激したエロスは、彼女を許すように母に願います。
全知全能の神ゼウスは二人を認め、プシュケは神となり、二人は永遠に愛し合い幸せにすごしましたとさ──。
皆さんも、疑いの灯火を持ったときは気をつけて。
その灯りで照らされた愛は
あなたの前から消えてしまうかもしれないから……。
弓月 舞