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二重生活
第13章 色は匂へど
腰を動かす余裕もないまま、ただただ揺さぶられ、あられもない声をあげていた。
繰り返される膣奥への愛撫。
打ち付けられるたびに形状を合わせているかのように、気持ちよさも感度も高まっていく。
(ずっとこうしていたい……)
永遠を凝縮したような、煌めく一瞬……。
桜も幸せも、終わりが来るから美しいのだろうか……。
彗君の顔を見下ろしながら、その綺麗な顔が歪んで快楽を放出させるのを心の片隅で心待ちにしていた。
どうしようもないほど込み上げるもので、我を忘れてほしかった。
「気持ちい? 彗君……」
……聞きながら、雄一がいつも鞠香にそう聞くことを突然思い出した。
愛しいと、相手が気持ちがいいか、こんなに気になるものなんだ……。
「鞠香さん……もう出る……」
弓なりに反り返った体を下から突き上げられて、思考が真っ白に薄らいでいった。
「……はぁ……ンッ……アッ……ア……ッア……ン……ンッ…………」
(…………ごめんなさい……)
そう思った瞬間、
恐ろしいほどの快楽に飲み込まれ、鞠香は意識を手放した。
繰り返される膣奥への愛撫。
打ち付けられるたびに形状を合わせているかのように、気持ちよさも感度も高まっていく。
(ずっとこうしていたい……)
永遠を凝縮したような、煌めく一瞬……。
桜も幸せも、終わりが来るから美しいのだろうか……。
彗君の顔を見下ろしながら、その綺麗な顔が歪んで快楽を放出させるのを心の片隅で心待ちにしていた。
どうしようもないほど込み上げるもので、我を忘れてほしかった。
「気持ちい? 彗君……」
……聞きながら、雄一がいつも鞠香にそう聞くことを突然思い出した。
愛しいと、相手が気持ちがいいか、こんなに気になるものなんだ……。
「鞠香さん……もう出る……」
弓なりに反り返った体を下から突き上げられて、思考が真っ白に薄らいでいった。
「……はぁ……ンッ……アッ……ア……ッア……ン……ンッ…………」
(…………ごめんなさい……)
そう思った瞬間、
恐ろしいほどの快楽に飲み込まれ、鞠香は意識を手放した。