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二重生活
第16章 lockset
ソファに押し倒され、脚を彗君の肩に乗せた格好で、深いところまで貫かれた。
ゴリゴリとえぐられる膣壁が、あまりの気持ちよさに悲鳴をあげる。

「……アン……すご……い……それ……気持ち……い」

「……またイッちゃうの?」

「……イッちゃう……の……。すご……いの……
そこ……もっと……」

「もっと?」



「もっと…………突いて……」


両方の足首をまとめて持たれ、子宮が突き上げられる。
もう、意識が飛んでしまいそうだった。

その時、足の指にぬるりと温かな舌が絡み付いた。
くすぐったさを煮詰めたような、一瞬の恍惚。

「きゃっ…………ダメ……。そんな……の……ダメ……」


逃げようとしても、指を舐める舌は離れてくれなかった。
爪先から陰核にビリビリと電気が走る。
感電した体が、麻痺したように痙攣していた。

「ハッ……ハァ……ンン……ッ……ハァ……」

声にならない吐息が、放出されていく。

喉を反らし、乳房を惜しげもなくつきだして、鞠香はこれから来る絶頂を待ちわびていた。
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