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二重生活
第11章 禁じられた遊び
うつ伏せでぐったりと伸びる体に覆い被さる体勢で、挿入が再開された。
ぷるんともたげた丸いお尻が、震えていた。
くびれとの境にできるえくぼのようなくぼみが扇情をそそり、動きが次第に激しくなる。
出し入れされるたびシーツで擦られる芽は、ときおりぴくぴくと痙攣していた。


「…………鞠香さんの肌、気持ちよすぎて我慢してるけど、出そうになる……」

密着して挿れられるのは、四つん這いよりも気持ちよくて幸せだった。
うなじを這う舌先が、性感をこれでもかと高めていく。



彗君のタイミングでたまに止まる腰と、吐き出される息……。
この瞬間を少しでも長く感じていたい。
そんな気持ちが、共鳴しているのが嬉しかった。

「彗君……ずっ……と……挿れていて……ほし……い……」

そう言いながらも、前後に波打つようにくねくねと動いてしまう腰。
それを見下ろす瞳には狂おしいほどの情欲がともり、眉間にしわが寄っていた。

深くゆっくりとした腰の往来が、膣壁のすべてに跡をつけていく。

もっと激しく突いてほしいのか、このままねっとりとなぶられたいのか、混乱していく体。

猫の鳴き声のように甘く掠れていく鞠香の声が、ヘッドボードに反響し、二人の鼓膜を震わせていた。

「……ぁ……アッ…………ぁ…………」

悩ましい声に、陰茎が呼応して膨れ上がる。

「……ンンッ…………また……おっ……き……く……なっ……たよ?」

「鞠香さんが色っぽすぎるから。もう……気が狂いそうなほどビンビン……」

「……すご……い……」



「もうダメだ。我慢できない
……」


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