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華のしずく~あなた色に染められて~
第6章  雪の華~華のしずく~
「そろそろお召しかえになさいますか」
「―」
 徳姫は居たたまれず、うつむいた。
 赤子の頃から乳を与えられ、母代わりとして育ててくれた柏木に対してすら、まともに視線を合わせることができぬほど、恥ずかしかった。
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