この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華のしずく~あなた色に染められて~
第9章 【蜩(ひぐらし)~華のしずく~】
 迷子になったおふうの耳に、間断なく轟く銃声が聞こえ、幼い彼女を怯えさせた。楓を探すことを諦めて戻ろうにも、帰り道すら判らなくなってしまった。真夏のこととて、歩き続けたおふうは全身汗まみれで、粗末な着物がじっとりと肌にはりつくようであった。
 遠く響いてくる兵たちの怒号や銃声に混じって、忙しない蜩の声が響いてくる。その鳴き声がやけに哀しげに聞こえるのは、おふうの気のせいであったろうか。
/1234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ