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第22章 其の壱～飛花～

「馬鹿めが」
　秀吉がニヤリと笑い、斬りかかってくる兵の刃を青龍刀で受け止める。その瞬間、蒼白い火花が散った。
　それを合図とするかのように、それまで固唾を飲んで成り行きを見守っていた兵たちが我先にと刀を振りかざし、秀吉に斬りかかっていく。
　秀吉は打ちかかってくる兵どもを青龍刀で次々になぎ倒してゆく。その様は、さながら鬼神が彼に乗り移り、蒼き龍が荒れ狂うかのようであった。