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華のしずく~あなた色に染められて~
第2章 二
 信成は指先で珠々の髪を労りと優しさを込めて梳いた。それは、まるで幼子にするように慈しみに満ちていた。その指はそのまま珠々の白いすべらかな頬に触れ、涙の雫を受け止めた。
「そなたの涙は、まるで花の雫のようだな」
 信成の呟きに、珠々はその場の雰囲気を変えたくて、つとめて明るい声で言った。
「殿、私の育った森に流れる川のほとりには石榴の樹がこざいます」
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