この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華のしずく~あなた色に染められて~
第2章 二
「うん、先刻、話にも出てきた石榴のことだな」
 信成が鷹揚に頷く。
「あの時、私は洗濯を終えた後、石榴の実を採って家へ戻るつもりでござりました」
 「あの時」とは、信成に出逢い、突然城へ連れ去られてしまったときのことである。短い沈黙の後、信成は言った。
「家族に逢いたいか?」
 娘が突然に姿を消してしまったのだ、母はさぞ案じ、探し回ったことだろう。だが、珠々はゆるりと首を巡らせた。
/1234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ