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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー
ピピッとPDAの画面に動きがある。

☆リクエスト☆
“ハーピーの撃退”

【ハーピー】
女性の身体に大きな鳥の翼と足爪を持つ残忍な性格。
複数での行動も確認されている。
人間の男、モンスターの雄を捕食目的で襲うこともある肉食型ある。
【マンドレイク】
根茎が人型の植物で薬草にも麻薬にもなる。
奇声を上げ人を混乱させたり、棘のある葉や視界を奪う花粉は驚異である。
【バジリスク】
1m程の爬虫類型烏骨鶏で短いが鋭利な牙と爪があり、毒のブレスも吐く。
僅かに飛ぶこともできるので羽を広げれば大きい。
コカトリスという近い亜種も存在する。
etcetera…


「マジか…」

舌打ちしつつも前進するしかないっ

いつもの装備にスナイパーパックに喚装した銃だが、狙撃は相手が止まっていないと当てる自信は無い…
あくまでも狙いやすい…がスナイパーパックだ。

森を駆け回るが木々の間から、いつモンスターが出るかはわからない。
ハーピーが現れるまではモンスターも活発ではなかったらしいが…

ボディアーマーは無い。
モンスターとの接近戦は避けたい…

「撃退したらエルフ娘とHしてぇな…」

そう念じていると--

バッサ、バッサ、バッサ--

まさに天使のような美しいパーピーが舞い降りた…

大きな翼を羽ばたかせ俺の頭上の木の枝に腰を掛ける。

桃色の髪に白い肌…
あどけなさの残る顔に妖艶なオーラを出す彼女に淫魔の魅力はない。

『この容姿で残忍なのかッ?』

「兵隊染みた、お兄さんはハンター?」

彼女は微笑みながらも唇の端を上げる

「仮面ライダーアマゾンに見えるか?俺はプレデターだッ!エルフたちはどうしたッ!?」

銃を下に向け、刺激しないように話しかける。

「この先の洞窟にみんないるわよ。厄介なことに…アルラウネに今頃-―
「あ、アルラウネッ。洞窟はどっちだ!?」

彼女は洞窟の方へ翼の先端を指す。

俺はハーピーの指す方へ全力で走る。

アルラウネは知っている…

自衛隊ではアルラウネを兵器として運用している。
防衛技術研究所がプラント地雷という武器に改良したのだ。

戦場にヘリで苗を降下させるだけで血のロンド(輪舞曲)。

植物兵器の中央は人間の美しい女性に模した雌しべは会話もできる。
毒粉を散布させ、触手で敵兵を絞め殺す…
血に渇くと勝手に枯れて撤収不要。
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