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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー
次の日の朝にはワルキューレと捜索に出た。

バックパックには弾丸とてき弾を詰め込んである。

彼女はペチャパイだが身長は俺より10~15cm高いので、あまり並んで歩きたくない。

森の中を進むと複雑な突起のある地面。
思わぬ所にヌカルミが待ち構えている天然の地雷。
走るのは容易ではないが、俺の半長靴は改造してある。

靴底に折り畳み式の鉄の爪スパイクがあるので、泥や雪でも活動できる。
つま先は鉄の先芯で強化され、防御力だけでなく敵を蹴り上げることも可能。

猟士にはジャングルブーツを採用する者もいる。
気温、湿度の高い熱帯地帯等を考慮し防水性と通気性に優れ、ベトナム戦争では罠を踏んでも怪我をしないように中敷きにアルミ板を敷いていた。

ニュースでよく見るのは中東で使用されるデザートブーツ。
タクティカルブーツは市街地での戦闘を考慮し、軽くて丈夫、室内でスリップしにくい。

俺の半長靴はコンバットブーツに属するバランスタイプだ。


足元を警戒しても今度は頭上の枝や垂れ下がったツタが危険だ。
俺は鉄帽にゴーグルも装着しているが…
ワルキューレは軽装過ぎる。
弓はゴツいが、ワンピースの様なローブに普通のブーツ。
矢筒を除けば、レイピアとポーチを1個つけてるだけだ。

「ワルキューレよ。この辺は現偵できているのか?」
※現地偵察

「kfdjv?」

彼女は首をかしげる。

「ゴメン…事前にこの辺の地形は理解しているのか?」

「大丈夫よ」

ガァガァガァ、とバジリスクが目の前を横切る。
殆どは手を出さなければ襲ってこない。

ゲームのモンスターは魔王とか邪神に操られているのだろうか?

俺はサッと銃口をバジリスクに向ける。

「やっぱり、人間って殺すのが好きなのね」

ワルキューレが手を出して俺を制する。

「パラライズ弾だよ。展開の邪魔になる」
銃口の前に手なんぞ出しやがって!

「射るなら、スタミナ切れを待つのよ…」

優雅に前を向いたまま目を閉じて話しかけている。

「戦場では最悪を想定しろっ」

手を退けろと言わんばかりに彼女の手首に銃口を置いて下げる。
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