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O……tout……o…
第1章 おとうと
31
でも…
快感に溺れながらも、わたしの中に『妊娠』という二文字が徐々に大きき浮かび上がってきていたし…
また、その恐怖心が心の中の重しとなり、お互いの指先と唇と舌のみの愛撫に留まってはいた。
だが逆に、それが二人のストッパーを外してしまったのか…
かなり大胆になってお互いを求め合ってきつつあったのだが、夏休みの終了という事実が心を落ち着かせることにもなったみたい。
それに今度は、両親もいる夜のみの限られた時間の逢瀬となったせいにより、更に自分たちの気持ちを抑えられる様にはなった…
また『近親相姦』であるとの罪悪感も日々大きく膨らんできたというせいもあって、嫌が応でも二人の時間は減っていくこととなり、ほぼ毎晩が、週五回、週三回そして週二回に落ち着いた。
いや、お互いに思いがあって自重した…という感じとなったのだ。
だが、その反動によって…
禁断の快感は、本当に、麻薬を求める如くに強まるばかりであり…
お互いを求め合う気持ちは抑え切れずに、いや、高まるばかりであった。
そして、夜…
声を押し殺し、お互いを求め合う…
そうなっていくのは必然の流れといえる。
わたし達の住む家は、家族全員が二階で寝ていた。
義父と母親の寝室が階段を上がった正面に位置し、わたしと義弟、優くんの部屋は階段を挟んだ両側にある…
そしてこの家は典型的な4LDKの一般的なサイズの家であったから、特別に広い家では無い。
だから、いくら夜、深夜とはいえ、お互いの部屋、いや、比較的にわたしの部屋に訪れる回数が圧倒的に多かったのだが…
上手く気配を消し、本当に静かに歩かなければ廊下が軋む音がしてしまうのであった。
そしてまた、特に母親は、比較的寝るのが遅いので…
とうとうある日…
『しんちゃんはたまに葵ちゃんの部屋で勉強でも教わってるの?』
と、訊かれてしまう。
でも…
快感に溺れながらも、わたしの中に『妊娠』という二文字が徐々に大きき浮かび上がってきていたし…
また、その恐怖心が心の中の重しとなり、お互いの指先と唇と舌のみの愛撫に留まってはいた。
だが逆に、それが二人のストッパーを外してしまったのか…
かなり大胆になってお互いを求め合ってきつつあったのだが、夏休みの終了という事実が心を落ち着かせることにもなったみたい。
それに今度は、両親もいる夜のみの限られた時間の逢瀬となったせいにより、更に自分たちの気持ちを抑えられる様にはなった…
また『近親相姦』であるとの罪悪感も日々大きく膨らんできたというせいもあって、嫌が応でも二人の時間は減っていくこととなり、ほぼ毎晩が、週五回、週三回そして週二回に落ち着いた。
いや、お互いに思いがあって自重した…という感じとなったのだ。
だが、その反動によって…
禁断の快感は、本当に、麻薬を求める如くに強まるばかりであり…
お互いを求め合う気持ちは抑え切れずに、いや、高まるばかりであった。
そして、夜…
声を押し殺し、お互いを求め合う…
そうなっていくのは必然の流れといえる。
わたし達の住む家は、家族全員が二階で寝ていた。
義父と母親の寝室が階段を上がった正面に位置し、わたしと義弟、優くんの部屋は階段を挟んだ両側にある…
そしてこの家は典型的な4LDKの一般的なサイズの家であったから、特別に広い家では無い。
だから、いくら夜、深夜とはいえ、お互いの部屋、いや、比較的にわたしの部屋に訪れる回数が圧倒的に多かったのだが…
上手く気配を消し、本当に静かに歩かなければ廊下が軋む音がしてしまうのであった。
そしてまた、特に母親は、比較的寝るのが遅いので…
とうとうある日…
『しんちゃんはたまに葵ちゃんの部屋で勉強でも教わってるの?』
と、訊かれてしまう。

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