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何処にでもいる悪女
第7章 逢瀬
「紗英…僕は、今日が本当の始まりだと思ってる。
妻子がいる身でこんな事を言うのはズルいかも知れないけど…君を大事にするよ。」
「ありがとう。私も孝一さんが見ていてくれると思うだけで…凄く心強い。
でも…縛るつもりは無いから、何時でも去っていいのよ。」
「なにをバカな事…
ずっと一緒だから、別れる事なんか絶対に考えるな。こんなにも好きになれたのは、紗英だけだ」
「嬉しいわ…私も孝一さんを…愛…――大好きです…」
愛してる…
言えない歯がゆさに、回した腕にギュッと力がこもった。
彼も唇を噛んでいた――
妻子がいる身でこんな事を言うのはズルいかも知れないけど…君を大事にするよ。」
「ありがとう。私も孝一さんが見ていてくれると思うだけで…凄く心強い。
でも…縛るつもりは無いから、何時でも去っていいのよ。」
「なにをバカな事…
ずっと一緒だから、別れる事なんか絶対に考えるな。こんなにも好きになれたのは、紗英だけだ」
「嬉しいわ…私も孝一さんを…愛…――大好きです…」
愛してる…
言えない歯がゆさに、回した腕にギュッと力がこもった。
彼も唇を噛んでいた――