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何処にでもいる悪女
第10章 思惑
午後の仕事も終わる頃、A子が私に声を掛けた。
「水島さん、今日鈴木さんと夕食ご一緒しませんか?私と3人です。時間ありませんか?」
「鈴木さんの…残業は無いの?」
「さっき水島さんが終わしてくれた仕事、私が鈴木さんに頼まれたものだったんです。私じゃ時間がかかりそうだったから…!
今日、早く終わったら…って鈴木さんと約束したんです。」
ペロッと舌を出して嬉しそうに微笑む。
最近鈴木さんの残業時間も少なくなっていたのは、そう言う訳か…
A子にやたら仕事を頼まれていたのを思い出す。
結構A子もしたたかなものだ。
私はひとりで苦笑いをした。
課長は不満気な顔をしているが、私達が協力している事はバレてはいない。
課長も何やら忙しそうだ。此方を気にする余裕も無いのだろう。
「水島さん、今日鈴木さんと夕食ご一緒しませんか?私と3人です。時間ありませんか?」
「鈴木さんの…残業は無いの?」
「さっき水島さんが終わしてくれた仕事、私が鈴木さんに頼まれたものだったんです。私じゃ時間がかかりそうだったから…!
今日、早く終わったら…って鈴木さんと約束したんです。」
ペロッと舌を出して嬉しそうに微笑む。
最近鈴木さんの残業時間も少なくなっていたのは、そう言う訳か…
A子にやたら仕事を頼まれていたのを思い出す。
結構A子もしたたかなものだ。
私はひとりで苦笑いをした。
課長は不満気な顔をしているが、私達が協力している事はバレてはいない。
課長も何やら忙しそうだ。此方を気にする余裕も無いのだろう。