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第11章 何処にでもいる悪女

結子が、この後カクテルバーに誘った。


時計はまだ午後８時。


｢ごめんね、私どうしても寄らなきゃならない所が有るの。｣


｢飲みすぎてない？大丈夫？｣


｢ちゃんとセーブしたから大丈夫よ。大事な用事だもの｣


｢まさか…孝一さん？｣


｢もう…！
孝一さんとは３日前に会ったばかりよ。

ホントに別の用事だもの｣

｢そっ！じゃ私は彼の元へ…。
またね！紗英！｣


｢またね！結子…彼に宜しく！｣