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何処にでもいる悪女
第4章 婚外恋愛
仕事が終わると帰りがけに私は小さなメモを受け取った。
【6時日本料理○○○で待ってます】
名前は聞くものの入ったこともない高級な店だった。
――――――
料理店の暖簾をくぐると、和服姿の女将さんが席に案内してくれた。
堀ごたつ風の落ち着いた個室には課長が煙草を吹かして待っていた。
「煙草…吸われるんですね」
「会社は禁煙だからね…仕事上がりの一服は堪らないな(笑)
あ、嫌なら吸わないが…」
「いえ、大丈夫です」
夫は吸わないが……
孝一さんが煙草を燻らせる姿が脳裏を過った。
【6時日本料理○○○で待ってます】
名前は聞くものの入ったこともない高級な店だった。
――――――
料理店の暖簾をくぐると、和服姿の女将さんが席に案内してくれた。
堀ごたつ風の落ち着いた個室には課長が煙草を吹かして待っていた。
「煙草…吸われるんですね」
「会社は禁煙だからね…仕事上がりの一服は堪らないな(笑)
あ、嫌なら吸わないが…」
「いえ、大丈夫です」
夫は吸わないが……
孝一さんが煙草を燻らせる姿が脳裏を過った。