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君が眠りから覚めるまで
第1章 song1
早朝の漢江公園は人影もまばらだ。
太極拳をする高齢者グループかジョギングをする人くらいしか目につかない。
外国人にも人気な観光地だが、どちらかというと夜の漢江の方が人が集まる。
川に架かる大橋からの花火や噴水などの演出が幻想的に華やかだからだ。

「…寒っ…!」
広い広い川向こうから吹く刺すような冷たい風に身を震わせる。
ソンフンは薄手のカシミアのコートで来たことを後悔した。

「…どこにいるんだよ、まったく…」
口では文句を言いつつ、心配が隠せない。

…ソヌが行きそうなところといえば…

「…ここしか思い浮かばなかったんだよなあ…」
思わずため息を吐く。

…あの時…確かそう言っていたよなあ…。

ソンフンはデビューしたばかりの、5年前の出来事を思い出す…。

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